こんにちは、ちいはやです。
2019年2月に次女と別れ、6年の時が過ぎました。
これまでの日々の中で経験したあれこれをお話しています。
今日は、産後にどうしても眠れなくなって苦しかった頃に心療内科にお世話になった時の事をお話します。
眠れない日々は色んなモノをそぎ落としていく
数日間、眠れない日々が続いていました。
産前の入院の頃からあまり寝れていなくて、おそらく一週間程度ほとんど寝ていない日々が続いていました。
火葬の前夜、ようやく数時間眠る事が出来たのですが、その後も熟睡できる日々は訪れませんでした。
兄家族が高速道路で2時間程度の所に住んでいましたが、兄家族もまた幼い子供を育てていました。義理の姉もとてもやさしくて良い方で、いつでも飛んでいくと言ってくれていました。
何度か突発的に泊まりに行きましたが、快く受け入れてくれました。本当にありがたかったです。
親には日々の生活を助けてもらう事が出来ませんでした。少し事情がありますが、ここでは割愛しますね。
きっと、もっと周りを頼る事も出来たと思いますが、元々人を頼るのが上手ではない上、この頃は特に人を頼る事が出来なくなっていました。
当時、2歳の娘は日中保育園でしっかりお世話をしてもらっていましたが、彼女の心の状態も気になっていました。
夕方には長女を迎えに行き、それ以降は育児。長女は元々眠れないタイプの子だったのですが、このころはさらに寝付くまでに時間がかかるようになっていました。
日中にゆっくりしようと思っても、心のざわつきが大きくて心身を休めることは出来ませんでした。
疲労がたまっているのに、夜は色んなことを考えてしまい眠れない日々が続きました。
ちょっとしたことに過敏になったり、思考回路が極端になったり。
朝、なかなか起きない夫に異常なまでに腹を立てて、長女を連れて家出しようとした事もありました。

眠れない日々で心も体も限界だったんだと思います
少し状況が変わったのは、産後二週間目の検診の時でした。
心療内科を紹介されるも勇気が出ず受診できない日々

二週間検診で、出産をした病院に検診に行きました。
産婦人科のロビーにはたくさんの妊婦さんがいました。大きなおなかを抱えている姿が幸せそうに見えました。
受診した際、子宮の戻りが良く、体は順調に回復しているとの事でした。
ほとんど眠れていない事を伝えると、心療内科の紹介を受けました。

この時は、心療内科を紹介された事がなんだかとてもショックで悲しかったです
健全な思考回路であれば、適切な治療と、必要であれば薬を貰うことが状況をよくする、とわかるのですが、このそうそう考えることが難しかった。
「自分は病んでいるわけではない」という思いに固執していました。
しかし、日々の生活に支障が強いのも事実です。
紹介を受けて少し時間がかかりましたが、心療内科を受診する事に決めました。
はじめての心療内科「心の病」と言われたくなかった
私が紹介を受けた心療内科は、家からそう遠くない所にある小さなクリニックでした。
受付も、待合も穏やかで落ち着いた空間でした。待合室には大きな窓があり、椅子はすべて入り口に背を向け、窓の方を向く形で配置されていました。
窓の外にはよく手入れされた小さな庭がありました。
三月の中頃だったと思います。優しい色合いの花がきれいに咲いていて風に揺れていたことを覚えています。
ふと、壁に貼ってあるチラシが目に入りました。
「ガーデンセラピー、一緒にやってみませんか」というもので、中庭の花の手入れを病院スタッフと患者さんが一緒に行うというものでした。
この時は、このお知らせは視界に入っただけでした。参加したいとまでは思いませんでしたが、なんとなくガーデンセラピーという文言が気になったのは確かでした。
その後、順番が来て診察室へと入りました。
先生と一対一で話をしました。死産のことや眠れないこと。
私は「心の病」と思われたくないという気持ちが強くて、とにかく眠れない事だけが問題なのだという風に話をした記憶があります。
心療内科では一度目の受診の際には30分程度時間を確保してもらい、先生に話を聞いてもらう事が出来ました。
しかし、あくまで薬を処方してもらうための状況の確認であり、私の状況に寄り添って話をしてくれたり、カウンセリングが出来るといったものではありませんでした。
弱い薬を10錠ほど処方してもらいましたが、薬を飲むことにとても抵抗が強かったため、私は2、3度飲んだきりで、ほとんど飲むことはできませんでした。

今考えると、頑なにならずに薬を上手にたよってまずは睡眠をとれる日々にすべきだったと思います
ガーデンセラピーで「自分に合うケア」がある事を知った
心療内科を受診したことが無駄だったのかというと、そうではありませんでした。
あの日、壁に貼ってあった「ガーデンセラピー」の文字が、なんだかとても心に残っていました。
このころの私は、夕方になると異様にそわそわしたり、カーテンを閉めて閉鎖した空間になる事が極端に辛いという症状がありました。
日中であっても、閉鎖的な場所に行くと心が落ち着かず、大きな窓がある場所や、屋外に居ると心が安定していました。
幸い、わが家には小さな庭があったので、ホームセンターで苗を買ってきて、植物を育てることにしました。

この頃に植えたのが、沈丁花、白梅の木。それから、ビオラやマーガレットといった花でした。
寒空の下でしたが、花の手入れをする時間は私に「外にいてもいい理由」と、心の安定をもたらしてくれました。
咲き終わった花の花柄を丁寧に摘んだり、下葉を綺麗に手入れしたり。
生き物なので、一度手入れをすれば終わりではなく、何度も何度も繰り返しこの作業が必要になります。
部屋でスマホを触っている時間よりも、心が落ち着きました。
そして、育てた植物がきれいな花を咲かせて、それを見て喜んでいる長女を見て。心が少し温まるのを感じました。
病院でもらった薬を飲むことは当時の私には難しかったけれど、あの日病院にいき、「ガーデンセラピー」というヒントを見つけたことで、自分にとって心地よいケアを見つけることが出来ました。
病院のイベントに参加することはできませんでしたが、少し形を変えて、自分の庭でやってみる。
それが私にはちょうど良かったようです。
まとめ
今回は私が産後に心療内科を受診した時のお話をしました。
結局、最初の一回目に受診したきり、病院へ通う事はありませんでした。
お薬を貰う事よりも、「話を聞いてもらいたい」「カウンセリングとかで心のケアをしたい」という思いが強かったため、こちらへ通院する事では解決しない、と当時は判断したからでした。
でも、この時勇気を出して心療内科を受診したことは間接的ではあっても自分にとってのケア「ガーデンセラピー」と出会う事が出来たり、辛い時には頼る場所がある、と知る事ができました。
実際に、この数年後、別件で病院を再び訪れることになるのですが、この時は症状をこじらせる事無く、さっと受診して薬を貰い、適切に飲むことで心身のバランスを崩さずに済みました。
もし、いま眠れなくてつらい時間を過ごしている場合は、勇気を出して心療内科を受診していただきたいなと思います。
眠れない日々は色んなものを削ぎ落としていきます。そのことは考えている以上に心と体にダメージを蓄積させます。
悪い事でも、恥ずかしい事でもありません。その時に必要な事を一つ一つ、受け入れてほしいと思います。
それが、あなた自身やあなたの周りの大切な人を守る事につながる、と私は思います。
私の経験がどなたかの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。